思い出してしまった過去のわたし。
先日、京都から茅ヶ崎に戻り、翌日に実家へひとりで一泊帰省したときの事。
父の様子を見に行くのが目的だったのだけど、
所用で同級生に会うことにもなり短い時間だったけどランチとお茶をした。
もうここ何年も同級生たちとの会合みたいなのは出てないし、
いつもは帰省するときも黙って帰ってたんだけど、
今回は中学の時の担任の先生が退職されたのでお花をみんなで送らないか?
って話がメールで来て、そのお花代を渡すのに軽く会おうかということに。
会ったのは唯一、同級生の中で未だに連絡がたまに来る子で、
成人してからはいちばん親しくしてたはずだけど、
こんなにも、(たぶん自分も)その子も変わってしまったのだなあと会うたびに思う。
今回はランチで行ったお店の席に座って話し始めるなり、
お花を贈ることになってからの、
他の同級生との派閥争いみたいな揉め事があったという話になり、
目の前に運ばれて来た料理を全然味わっている様子もなく、
ずっと愚痴の又聞きみたいな話題で、
わたしの中でどんどんその子の声が遠ざかりミュートしていくのを感じた。
いちおう相槌打ったりはしてたけど、途中で思わず、もうどうでもいいじゃない?
って言ってしまった。まったく楽しくないし。
ラインの文面まで見せようとするので、興味ないしいいよ、と断った。
そしてその次にカフェで合流した同級生は小中とわりと仲良くしてた子で、
自分の娘と息子とオットに対する発言が辛辣で、
ここでもサーーーっと距離が出来たのを感じた。
3人で会ってるけど、
もうわたしは完全にひとりのセカイに居た。
話しはしてたし相槌も打ってたけど、心は別の空間へ。
その同級生2人は、たぶん一般的なの。
どこも間違ってないし、真っ当に生きてる。
おかしいのは自分なんだ、って気がした。
だけど、そっちには行きたくないし、行けないなあと。
帰り側、カフェの庭からの景色が良くて、
車に乗る寸前に写真を撮った。
家に戻ってから
そこになにかが写ってるのに初めて気づいた。
妖精だ!
諸々省くけどこのタイミングで、写ったかー。
そして急激に思い出した。
わたしは小学校に上がる前くらいまで、
ひとりきりで遊ぶことが多くて、空想のセカイが大好きだった。
(その時は空想とは思ってなかったけど。)
大人のウソが見えて嫌だったし、人間が怖かった。
そんなわたしが小学生の頃、処世術を身につけないと生きづらいと気づき、
努力したのだった。人とのコミュニケーションを。
最近、その無敵だったしなにも怖くなくて自由だった5歳くらいまでの感覚が
いろいろなことがあって蘇って来ていて、
そんな矢先で同級生と再会し、処世術を身につけた後で親しくなった友達が、
なんでここまで気が合わないって思ってしまうのかが、
この写真を見てわかってしまった気がした。
わたし、もともと人間が嫌いだったんだなあと。
でもそれにきづいても、もう大丈夫。
大人だし、身につけた処世術はそんなに簡単になくならないと思うし。
だけど、もうほんとに、人にどう見られてるか?とかは、
どうでもいいなあ〜と思うのだ。
同級生がみんなわたしのことを忘れてしまったとしても、
わたしには大切な人がいるし、仲間もいる。
みんな自分がひとりだということを知ってる人たち。
そんなことにあらためて気づかせてくれた
ひょんなところで、よお!って出てきてくれた妖精、サンキュー!
また、一緒に遊びましょう!
長いこと待たせたね!