繊細であることについて。

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職業柄、繊細な人に出会うことが多い。

繊細な、というのは、他人に対して敏感で息苦しさを感じてたり、

今ではなく過去に親や先生や周りの大人の態度や言うことが、

実際思ってることと違うということが感覚的にわかってしまい、

人のことが信じられなくなったり、、、。

いろんな方向性があるので全ての人とは言えないけど、

そういう人ほど、「頼られたり」「依存されたり」する。

親や、職場の人や、友達、ママ友など。。。場合によっては、

(見えないネガティブな存在)から。

 

頼られたりというと、頼もしい人って見えるかもだけど、

セッションに来られる人に対して言えば、

率先してその役を買って出ている訳ではなく、

なんとなくそうなってることが多い。

 

私がやったほうが早いし、、、

断るのもせっかく言ってきてくれてるから悪いし、、、

など理由はそれぞれだけど。

 

でも本当に好きでやってる訳ではないので

どんどん疲れてくる。相手に自分のエネルギーを奪われるので。

 

わたしがそういう人に思うことは

 

ものすごくタフですね!

 

ということ。

 

エネルギーが強いという言い方をすることが多いけど。

 

でも繊細な人ほど、それを伝えると、

ええっ!とびっくりするし、なかなか認めてくれない(笑)

 

何回か伝えるチャンスがあれば、

だんだんとわかってくれることもあるんだけど、時間がかかる。

 

きっと「自分は弱い」というふうに思い込まされた何かが

過去にあるんでしょう。

 

それはむしろ強いからなんですよ!って言いたい。

この世は出る杭は打たれる、打たないと!という集団意識が働いてるので、

エネルギーが強く、かつ繊細な人ほど、凹まされることが多いと思う。

 

繊細な人は、自分が悪かったから、とそれを無意識に引き受けてしまうのだと思う。

 

例えば子供の頃にいじめられてた人でいうならば、

相手に憎悪を抱いても、とことん根底に(自分が悪いからって)のがあるのだと思う。

 

わたしも小学生の頃にクラスの男子や近所のガキ大将的な女の子w

にいじめられてたけど、

大人になってわかったのは、

あの子達よりわたしのほうが繊細で強かったからだと。

絶対、その子たちの前では泣かないようにしてたし。

 

大人になって地元で就職して、

わたしが働いていた職場に偶然やってきた

その男子の両親と接することがあったとき、

ああ、この両親に育てられたら

ああして学校でしか発散できない子だったんだろうな

とわかった。繊細さは同じだったろうけど、タフではなかったんだ。

 

わたしだって無意識にクラスの女の子をいじめてた、

と後で気づいたことがあったけど、その子のほうがわたしより何倍もタフで繊細だった。

 

何が言いたいか、というと、

 

繊細さは弱さではなく、強さということ!

 

それを、きちんと理解しないと、

こうやってずっと

奪ったり、奪われたりを繰り返してしまうのだと思う。

 

誰も被害者でないのだ=誰も加害者でないのだ

ということ。

 

まず自分の内の被害者意識を無くさないと

加害者も生まれ続けるということ。

 

自分の強さを認めたうえで

それを周りに積極的に還元したいか、

自分のために生まれて初めて使ってみるか?

はご自由にどうぞ!

 

他人の人生は送れない。

自分は自分の人生しか送れない。

 

そう思うと、

 

自分が送れない人生を送っている「自分以外の人たち」

全てにリスペクトだと思う。